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Beast 〜獣たちに好かれた僕〜

第6章 死神



聖輝「あの…二宮さんはどうしてこの高校に…?」


二宮「俺?」


聖輝「はい、やっぱり…魔王のことが気になって…?」


二宮「いや、何か刺激のある高校選んでたらここになった。」


聖輝「しっ刺激…?」


二宮「普通に高校生活送るのもつまんないから。」


聖輝「そっそうですかね…?」


二宮「普通に勉強して、普通に友達作って、普通に恋愛してとかさ…俺からしたらシケてるんだよ。」


二宮「毎日平凡な人生送るより波瀾万丈のような人生送る方が充実して楽しいと思う。」


聖輝「波瀾万丈……」

まさに僕のことだ…

二宮「まぁ、どん底に落ちてそのまま死ぬのは一番最悪だけどな。」


聖輝「……。」


二宮さんって…全然不良に見えない。


黒髪で…制服もちゃんと着こなしてるし…僕と同じだ。


でも…僕とは心の中が全然違う。


刺激がほしいからさが高に入るなんて…かなりの冒険者だな…

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