トクベツ、な想い
第11章 11
膝立ちをした潤の視線が俺の下半身に移っていく
俺のモノは先を弄ばれている間に完全に勃ち上がって
覆い被さっていた潤の腹に当ててしまってたみたいだ
伸びてきた潤の手がスウェットの上から、形を確かめるようソレを掴む
「…すごいね、翔くん…」
熱い息を吐き出して次第に上から下へスライドされれば俺の息も更に上がって
限界に向けて何度も繰り返される動きが、頭の回転を鈍くさせた
「…ん、はぁ…っは…じゅっ…」
「イキたい?」
そのセリフに首をこくこくと揺らして頷く
もう潤からの快感と酒の力で意地を張れるほどの余裕がない
「翔くん、座って?」
ぐいっと腕を引かれ体を起こされると、言われるがまま足をラグに降ろしてソファの真ん中に普通に座った
ソファから降りた潤が目の前でまた膝立ちをし、俺のスウェットと下着に手を掛け
瞬間、一気に脱がされた
足首から抜き取る時に少し引っ張られて
反動に、離れていた背中が背もたれにつき座っていた位置が微妙に前へ出た
驚きはしたが、何も考えられなくて
自分だけ全裸状態なのを抗議することも忘れて
でも自然と備わってる羞恥心が、露になったソコを両手で隠した
「…隠したらイかせらんないでしょ…」
邪魔と言わんばかりに覆う手を簡単にあしらって
膝を外側へ向け大きく割られるとその間に潤の体が入ってきた
そして
「っあぁ!」
何も言わず、なんの躊躇いもなくそびえ勃った俺のモノを潤はぱくりと咥えた
「…は…あ…っ」
伝わる口内の生暖かさと舌の感触に腰がビクビクと跳ね、掴まれている膝が勝手に中心に向かい閉じようとする
手だと思っていたのに…
想定外の行動に戸惑い、鈍った思考が叩き起こされた
「は…待って…じゅ…ダメだっ…」
そんな…無理して、舐めなくても…
ソファから体を離し胴体を屈ませて潤の頭を掴むが
全く気にすることなく、丁寧に裏筋や先端が舐められる
頭の中が真っ白になりそうなのを気力でなんとか繋ぎ
「…はぁっ…あっ、なぁ…っおい…きたな…って」
ほとんどない力を振り絞って、離す素振りがない頭を上へ持ち上げてみた
それに反発してか離すまいと激しく頭を上下に振られ、強い刺激が襲う