トクベツ、な想い
第18章 18
「っ翔くん…!?」
疲れてるだろうに、上半身を起こして俺を抱き締めてくれる
「ごめん、痛かったでしょ…?」
俺が勝手にやったことなのに…
心配そうに汗で濡れてる背中を構わず擦って
ごめん、ごめんと耳元で謝られた
謝るのは俺の方…
「…っは…こんな…俺こんなん、なっちゃって…
無理矢理…ごめん…俺の方こそ…」
「何言ってんの…驚いたけど、求めてくれて嬉しかったよ」
「…ふっ…ごめん…も、潤じゃないと…ダメだ…俺…」
「俺も…翔くんじゃないとダメだよ…
もう絶対、離れたいって言っても…離さないからね」
涙が止まらない
ぎゅって抱き締められると嬉しいって感情しか出てこない
好きだって、大好きだって
もう潤なしじゃダメなんだって
体も…心も…
落ち着いてきた頃に優しい声が降る
「…翔くん…お風呂行ける?」
「…ん…うん」
目を擦って潤のを抜くとドロッと精液が漏れた
ベッドにつくってティッシュを抜こうとした、その手が掴まれる
「いいよ、俺の体でもうベッド湿ってるし」
「…ごめん」
「いいんだって、行くよ?」
「いや…1人で大丈夫だって」
「だって中出さなきゃ
やらないとお腹痛くなるって蓮くん言ってたし…今後の為に、やらせて?」
こ…今後…
嬉しいけど恥ずかしいような
風呂も、実は2人でって初めてで…緊張する
…もう何もかも見せてんだけど…
「んっ」
「もうちょっと力抜いて…」
壁に手をつき
立ったまま尻だけを突きだしてくの字になれば、先程まで熱いモノが入っていたところに潤の指が埋め込まれていく
「ん…」
余韻で体がピクピクと跳ねた
指を抜くのと一緒に白濁が掻き出され、ベージュ色のタイルを白くしていく
「ごめん、俺溜まってたから…結構多いかも」
「っは…あ…」
入れては掻き出してを何回かするけど
その度に指がそこを擦って…
出してもらってるだけなのに反応して…やらしい奴みたい…
「っは…ん…っえちょ…」
「…ごめっん…」
指が抜けたと思ったら、中にまた潤のが挿入された