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シス/ブラコン!

第3章 始まりの朝



「.........チュッ」


それからしばらくして
―どれくらい時間が経ったかはわからない。



最後にリップ音を立て、
健君の唇が離れていった。


お互いの中を味わっていた銀色の糸が
お互いを結び、そしてぷつりと離れたのを、私はぼーっとした目で見つめていた。

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