テキストサイズ

家政婦の水戸

第9章 [家政婦特別番外編]ゲスト家政婦登場

「あれ、今日は水戸さん(メカ)も一緒ですか?」


 とりあえず、聞いてみた。


「あ、水戸さんは付き添いで来てもらったんです」とつぐみさんは、言った。


 付き添いっ!?


 てか、メカ水戸さんも家政婦として作られているんだから、本家水戸さん(生)がいなかったら、メカだけでもいいんじゃないのか?


 いや……違う。生の若い女性の方がいいじゃないか。


 つぐみさん、よく来てくれた。


「ただいま〜」


 そこに紗知が帰ってきた。


 紗知が入ってくると、つぐみさんは笑顔で「おかえりなさい」と言ってくれた。


 紗知はキョトンとしている。緊張でもしたか?


 紗知は俺の方に寄ってきた。


「お父さん、この人だれ?」


「あ、この方は、東つぐみさんと言って、水戸さんが休みの間、家政婦として来てもらってるんだ」


「家政婦さん!? この人、普通に日本語話すし、茶色い液吐いたりしないよ」


 紗知よ。お前が今まで見てきたあれが、家政婦だと認識するんじゃないぞ。


 あれは、超特殊なんだ。


 ここにいる、この人こそ、本物なんだよ。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ