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家政婦の水戸

第9章 [家政婦特別番外編]ゲスト家政婦登場

 さっそくだが、いろいろとお願いしようか。


「じゃ、つぐみさん。よろしくお願いいたします」


「あ、はい、こちらこそ、よろしくお願いいたします」


 若い……若いっていいなぁ。


 よく見れば、メカ水戸さんも着替えている。しかも、黒のスーツだ。


「水戸さん、なぜ、黒のスーツを?」


 つぐみさんが答えた。


「あ、水戸さんは、今日は私の付き添い件ボディーガードなんです」


「ボディーガード!? むっちゃ強いボディーガードですね」


「ちゃんと、刃物も通さない防弾チョッキも着てるんですよ」


 チョッキいらないよね。


 裸でも、絶対、刃物通らないと思うよ。


 さて、私はパソコンで仕事だ。


 夕食とお風呂の掃除をお願いしようか。


「とりあえず……まず、浴室の掃除と、夕食の準備をお願いできますか?」


「はい……あの、しばらくお待ちください」


 お待ちください? どういうことだろう?


 着替えるのかな?


 だが、5分、10分たっても、つぐみさんは動かない。


 リビングで、ただ座っているだけだ。


 なにをしているのだ?



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