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家政婦の水戸

第10章 水戸さん、プロレスを見る

 竹刀を先にリングに入れ、手で少し有刺鉄線を持ち上げて、リングに入ろうとする。


『バリバリッ!! バーン!! ガシャーーン!!』


 電気が流れて、爆破してガラスが弾けたっ!!


 て、電流切っとけよ!!


 リンクサイドに、ガラス散ってるじゃないか!!


 剣道、ビックリした様子はうかがえるが、ダメージ0やん。


 デスマッチの意味ないよな。


 次に中世の騎士、マゴ勇か。


 これは、洋館とかにある洋風の甲冑しか見たことないからな。


 これが、剣道と、どう戦うんだろうか?


 ガシャン……ガシャン……。


 来た。


 固そうな鎧を来て、マゴ勇が入場してきた。


 水戸さんの反応は……。


 椅子にもたれて、目を閉じてグッタリと……て、失神してるっ!?


 どう見ても、寝ている感じではない。


 若い女の子が、人気アーティストのライブを見て興奮して、失禁して失神てのは、聞いたことがある。


 こんな状態?


 水戸さんは、この鎧に対して、なんの感情を抱いているんだ?


 なにかあったのか?



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