家政婦の水戸
第11章 チーム水戸さんvs悶洲佗亞家政婦紹介所
小梅はイライラしながら、透明人間の東名に、お茶を入れてくるように命じた。
入り口の方で、突然、小汚ない中年男性が現れた。
それに対して、繁は驚いた。
「うぉわっ!! いきなり、おっさんが出たぞ!!」
「あれが、東名じゃ。あの男は、なぜかリビングにいるときだけ透明になるんじゃ」
「なんの実用性もねえじゃねえか」
「やつは、医者の薬と市販の薬とを一度にどれだけ飲めるかを自己チャレンジした結果、薬の副作用が今の力を起こしているようなんじゃ」
「いや、なにをどう飲んだらそうなるかが、むっちゃ気になるが、総合的に言えば、ギネスを越えたアホじゃないか。てか、あれだったら透明のままの方が、まだ救いがあっただろ」
「お主は、さりげなく傷つくことを言うのぅ……」
小梅は呆れながら、1枚の紙を出した。
「うちと栗壱屋は昔は、ひとつの家政婦の派遣会社だったんじゃ。しかし、経営のトラブルで社長と副社長がもめてな。で、別々になったんじゃ。その当時の副社長が、私なんじゃ」
「お茶はまだか」
「お前、嫌いじゃ」
入り口の方で、突然、小汚ない中年男性が現れた。
それに対して、繁は驚いた。
「うぉわっ!! いきなり、おっさんが出たぞ!!」
「あれが、東名じゃ。あの男は、なぜかリビングにいるときだけ透明になるんじゃ」
「なんの実用性もねえじゃねえか」
「やつは、医者の薬と市販の薬とを一度にどれだけ飲めるかを自己チャレンジした結果、薬の副作用が今の力を起こしているようなんじゃ」
「いや、なにをどう飲んだらそうなるかが、むっちゃ気になるが、総合的に言えば、ギネスを越えたアホじゃないか。てか、あれだったら透明のままの方が、まだ救いがあっただろ」
「お主は、さりげなく傷つくことを言うのぅ……」
小梅は呆れながら、1枚の紙を出した。
「うちと栗壱屋は昔は、ひとつの家政婦の派遣会社だったんじゃ。しかし、経営のトラブルで社長と副社長がもめてな。で、別々になったんじゃ。その当時の副社長が、私なんじゃ」
「お茶はまだか」
「お前、嫌いじゃ」