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家政婦の水戸

第11章 チーム水戸さんvs悶洲佗亞家政婦紹介所

 繁は小梅に電話をした。


『はい、なんじゃ』


「おい、ババァ。あれはなんだ?」


『なにがじゃ?』


「腐敗したような女と、やたら頑丈な女が来ていたんだが」


『なんじゃと!! おお、願ってもない相手じゃぞ、繁ちゃん』


「ちゃんをつけるな!!」


『おそらく、そいつは、水戸って女で、栗壱屋では、1、2を争う家政婦じゃ』


「ええええぇぇぇーーーっ!! なんですってぇぇぇーーーっ!!」


『それにな、やつには副家政婦で量産型のメカ水戸ってのがいる』


「家政婦に量産型がいるってのも、初耳だぞ」


『水戸の信頼を無くせば、すべてが崩れてくる。ネットで悪い噂を流して、そして、うちの家政婦を入れてみて、“やっぱり悶洲佗亞家政婦紹介所が一番”て、流せば、うちの信用が高まる』


 小梅の家では、数人の家政婦がスマホを持ってウロウロと、徘徊していた。


 繁の報酬のホゲモンを、ゲットするためだ。


 ちなみに見付けたホゲモンは、メールやラインで、相手に分けることが出来る。


 そして、ホゲモンユーザー同士で、持っているホゲモンと闘うことが出来るのだ。



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