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家政婦の水戸

第12章 さようなら水戸さん

 天使は、周りを見る。


 すると、なにかが気になったのか、自分のチン○ンを股の間に挟んだ。


「恥ずかしいなら、なにか着てこいよ!! 挟んだって、後ろから汚いマリモがはみ出てるじゃねえか!!」


 天使はゴールドの矢を弓にかけた。


 そして、弦を引っ張り、水戸さんの心臓部に目掛け矢を放った。


『ドスッ!!』


 重い物が貫く音がした。


「おいっ!! 天使!! 今の、大丈夫なんだろうな!! 凄い音がしたぞ!!」


 羊は、やたらと、天使にくってかかる。


 憎い上司に似ているのだろうか?


 天使は困ったような顔をして、額に汗を浮かべている。


 あまりの事態に、みんなが静まりかえる。


 警察でさえも、天使の存在をどう扱えばいいのかが、わからない。


 そこにロケット水戸さんが出た。



 胸の板が、観音開きのように開いた。


 そこに、たくさんの丸い穴が見える。


『GO』


『ドドドドドドドドドドドドドッ!!』


 それは、銃口だった。


 機関銃のごとく、無数の鉛の弾が火を噴いて、天使の体を貫いた。


「うわぁーーっ!! メカ水戸やめろぉーーっ!! 殺人になるぞ!!」



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