テキストサイズ

家政婦の水戸

第6章 水戸さん?

“言葉が聞き取れなくなった場合”


 これだ!! さっそく読んでみる。


「ふむふむ……ボリュームがマイナスになってないか……うちは、なにに家事を頼もうとしているんだろうか?」


 紗知に聞いてみよう。


「おい、紗知」


「見て見て、お父さん!! 水戸さん、お腹にモニターついてて、コントローラー繋げたらテトリス出来るんだよ!!」


「繋げたらアカン!! それはMitoさんであって、水戸さんじゃないよ!! てか、家政婦を娯楽に使うんじゃない!!」


 どこの世界に、家政婦のお腹を使ってゲームをする中学生がいる!?


 ゼビウスの電子音がするなら、なぜそこはゼビウスを出さない?


 てか、そんなの内蔵するより、もっと他にいいものあっただろ。


 てか、このMitoさんは、いくらするんだ?


 値段によっては、こっちを買った方がお得じゃないのか?


 まあ、でも絶対高いだろうな。


 数百万はすると見た。
安くはないだろう。


 ま、家政婦で来ているからな。


「紗知、ゲームはやめなさい。Mitoさんに買い物に出てもらうから」


「はーい」と、紗知はコントローラーをはずした。



ストーリーメニュー

TOPTOPへ