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家政婦の水戸

第6章 水戸さん?

 Mitoさんは、いつも水戸さんが着ているジャージに着替え、買い物に出る。


 Mitoさんは自ら、体をセグウェイに変形させ……て、まさかのトランスフォーム!?


 まてまて、これは誰かに見られたら盗難にあうんじゃないか?


 大丈夫か?


 まあ、盗難にあってもMitoさんになったら、帰ってくるだろう。


 まあ、心配だが、任せてみるか。





 その頃、水戸さんは……。



 ある研究所の地下にいた。


 水戸さんはベッドに寝かされ、両手両足を鎖で固定されていた。


 歯を剥き出し、体を反りかえさせて暴れている。


 白い防護服に身を包んだ男性らしき人物が、台にのせた数本の試験管に入った液体を調合している。


「水戸奈津子、大人しくしてなさい。防腐剤とワクチンを投与しなければ、いけないんだ」


 男は調合した薬液をビニールの容器に入れ、それを点滴のようにして、水戸さんに刺した針を通して流し入れる。


「博士」


 もう一人、白い防護服に身を包んだ男性が入ってきた。


「新しい安定剤が出来ました。これで少々、夜が遅くなっても危害を加えるようなことはないでしょう」



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