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ねぇってば

第5章 どうして


俺はいつも1番に楽屋を出るニノよりも早く
みんなに挨拶して飛び出した



しゅうかちゃんの楽屋の前に立ち止まり
深呼吸してからドアをノックした





「入ってください」



相変わらず片手にはゲームを持っていて
ドアを開けてくれるとそのままソファに座り
背中を丸め手を起用に動かす


その姿はニノを見ているようだった



俺は向かい側のソファに座り
汗がにじむ手を握りしめていた


ボタンの押す音だけが部屋に響く



ニノのおかげでこの状況には慣れてた

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