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先生、好きです。

第2章 保健室



「何?照れてんの…?」


クスクスと笑いながら頭を撫でてくる先生。


「や、やめてくださ…い…、」


顔を先生の方に向け、手を掴もうとした。


……気付くと僕の両手は真剣な顔つきの先生の腕で、拘束されていた。


「ちょ…っと…、先生…?何してんですか…。」


「んー、何でしょう?」


口調と顔つきが合ってない。


さっきの楽しそうな時と全然違う、かなり真剣な顔つき。


先生のまっすぐな瞳が僕の唇を見つめていた。

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