先生、好きです。
第3章 告白
「っててて……。」
ゆっくり目を開けると上から彼女が僕の顔を覗き込んでいた。
仰向けの僕の上に馬乗りになっているようだ、
「……邪魔、なんだけど。」
「ッ…私じゃ、ダメッ…?」
「は?」
上半身を起こすと彼女は僕に抱きついてきた。
「ちょっ…!?」
「私ッ……天知君の事、ずっと好きだったのッ…。」
突然の告白に、僕の頭は真っ白になった。
そんな僕を余所に、尚も彼女は強く抱きつく。
「…話したことないけど……、ずっと隣で見てて、好きになっちゃったの……。」
スッと顔を上げ、僕の目をまっすぐ見ながら彼女は続けた。
「好きって…気付いた時から、毎日天知君の事ばっかり考えてた。好きな物…何かな、とか……、嫌いなのは…何…とか……。」
「……そう。」
「……どんな風に…笑うのかな…とか……、」