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狐と私と先生

第8章 やっと出番!

「銀、、傷は。
傷は平気なの?」

いつもなら、
抱きしめられてて、恥ずかしいって思うのに、
今は、そんなの
どうでもいい。

そんな事より、銀の傷の方が心配だ。

「こんなモン、
ただの、かすり傷だ!」

そう言ったって、

凄い血、出てたよ。

今だって、苦しそうに顔しかめてるじゃない。

本当に、平気なの?

「そんな顔すんなよ。
オレは平気だから」

私の顔を見た銀は、困ったように言った。




すると、

クスッ

先生が小さな笑い声を立てた。

「仲良いね」

優しく微笑んでいる桃木先生を、
銀は思いっきり、睨む。

「あぁ、そうだ。
俺らは ラッブラブ
なんだ。

だから、静に手ぇだすな!」

ラッブラブ って、、
兄さん。
ドコで そんな恥ずかしい言葉、覚えてきたんですか(-д-;)

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