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狐と私と先生

第9章 決着

「おい、ちょっと先とか言っといて、全然
見当たらねーぞ。
本当にコッチであってんのかよ。
それより、本当に兄弟の居場所わかってんのか?」

先頭を歩きながら、ブツブツ文句を言う銀。

相当、ストレスがたまって ご様子。




まぁ、その気持ち分からないでも ないけど、、。

「第一、なんでオレが、、、、ブツブツ」

「あっ、狐くん」

先生がいきなり声をあげた。

「?」

「あ゛?」

私と銀が振り返ると、


ゴチン!


響き良い音が、
前方でした。




間違いなく、銀が何かにぶつかった音だ。

「ぎ、銀!?」

「すぐソコに目的の兄弟が居るよ」

私の声と先生の遅すぎる知らせが重なる。

「い、、っ」

「イッテー」

銀の声と、聞き覚えのある、男の子の声。

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