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狐と私と先生

第9章 決着

「ぎ、銀狐!!」

少年はぶつけた頭をおさえながら、数歩後ろに下がる。

「てめぇは、
イタチの小さい方」

「小さ、、、
バカにすんなよ、化け狐が!」

怒った少年は威勢よく身構えた。

が、

「あっ」

 ゴン!

鈍い音が響き、
少年は頭をおさえながら地面に座り込む。

その少年の後ろには、大きな かったそうな石を持った先生。

「せ、、、先生」

「不意打ちでも、なんでも、やられる前にやれ。
コレが妖怪の鉄則です」

まるで、
教室で教える時のように、石を持ったままニコやかに言う先生。


妖怪に、そんな鉄則があるんだぁ~。




じゃ、なくて!

「下手したら死んじいますよ!」

「妖怪だから、死にはしないよ」

「まぁ、痛くて
しばらく動けねーだろうがな」

妖怪だからって、何しても大丈夫な訳じゃ、ないだろうに、、。

「さて、コイツをどうして やろうか」

「とりあえず、逃げないように縛り上げないと」

「、、、。」




なんか、
会話が悪役の会話っぽく聞こえるのは、私だけでるか?

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