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狐と私と先生

第9章 決着

銀と桃木先生が、
どうやって縛るか話し合っていた(意外と意気あってる?)
その時、


コチラへ走ってくる人影。







かまいたちの兄だ!!

「銀!」

私は咄嗟に、銀の腕を思いっきり引っ張る。


ザン!


すぐ側にあった太い木の枝が、地面に落ちた。


それと同時に、
銀も、肩をおさえながら しゃがみこんでしまう。


私は慌てて、銀の隣に
しゃがむ。

「だ、大丈夫?

ゴメン。まだ背中の傷、痛いんだよね」

「、、大丈夫だ。心配すんな」

銀は私に笑顔を向けたが、その笑顔は苦笑に近い。 痛みを堪えているのだと分かる。

「ソコの三人、
弟から離れろ!

次は確実に、当てるぞ」

ドスの効いた低い声で
イタチ兄は言った。


その声は、本気っぽい。

簡単に、人を傷つけそうな、、。




いや、
もう銀を傷つけてるんだけどね。

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