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狐と私と先生

第9章 決着

「生まれ付きだぁ。

ハン。 そんな顔だから、仲間も出来ずに
兄弟二人っきりで行動してんのか」

「、、、この山で
一人っきりのアンタに言われたくないね」

「俺は好きでココに一人で居るんだよ。

兄弟一緒じゃなきゃ、何も出来ない
お前らと違ってな」

「そうか。 側に居てくれる仲間すらいないのか。ソレは、寂しいなぁ」

「足手まといの弟が居るより、一人の方が気楽で良いってモンだぞ」

「関係ない弟まで引っ張り出すなんて、
そんなに一人は寂しいか?」

「弟を出しただけで、なんでそんな発想になるのか、不思議だな」






まぁ、 スラスラと言葉が出てくるモンですね。


こんな、口喧嘩なんて
兄弟の居ない私には、珍しくって、
黙って見守って しまってるけど、、。

良いのかな?







珍しい と言えば、
銀が怒鳴ってないのも、珍しいカモ。

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