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狐と私と先生

第9章 決着

だが、
私の心配など、よそに、

口喧嘩は先生が予想した通りに、静まり、

二人は、黙ってにらみ合っていた。


「先生、すごい」

沈黙の中、 私の呟きが
やけに響く。

ヤバい、、かも。




「誰が、すごいってぇ」

銀が、私を睨む。


ヤッパ、
聞こえちゃい ましたか。


って、 耳いい銀に聞こえない訳、ないか。

「いや、、、。

それよりも!
理由だよ、理由。 なんで、こんな事したのか、聞きたいな!」

誤魔化す為、ワザと強い口調で言う。

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