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狐と私と先生

第9章 決着

「理由な。

簡単に、居場所が無くて、ココに来ただけだ」

イタチ兄は面倒くさいそうに言った。

「居場所、、、?」

「ソレで、あちこちウロウロ悪さしてたんですか」

納得したように頷く先生。

「んで、
ココの狐は、人にうつつを抜かしてるって噂を聞いて、、
そんな奴なら簡単に倒して山を乗っ取れると思ったんだけど、、、」

そう言って兄は、先生をチラッと見た。

「祈祷師なんざと
手を組んでいるては、、」

「誰が、こんな奴と手を組むかよ。
コイツは、たまたま俺の近くにいるだけだ!」

全然、たまたまじゃ、ないけど ね。

「まぁ、、、
コレから
どうしましょうか?」

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