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狐と私と先生

第2章 狐くん




「オレの、
嫁に なれ」




「やだ」

普通なら、
『ハァ~』と
首をかしげるトコだが、
私は、即答した。


「なっ、、
死にてーのか!」

「だって、、

好きでも無いのに
結婚して、何が楽しいの?
そんなの、離婚するのが目に見えてんじゃない!」

《離婚するぐらいなら、結婚なんて
しない方がいい》

「オレに、
タダでお前を助けろと、言うのか?」


ボンヤリだけど、
あの時の彼の困った顔が可愛いかった。

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