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狐と私と先生

第2章 狐くん

そのせいだろう。
あんな条件
出したのは。




「それじゃ、
こうしましょ。

私たち、付き合うの」

自分でも、突拍子もない提案だとおもう。

「付き合う?」

「そう。
恋人同士よ。

それで、私が誰かを好きになる前に
アナタの事、
好きにさせてみなさい」

「、、ソレ
オレの得する部分ない気がする」

「ナニ言ってんの。
私を恋いに落とす
と言う楽しみが
あるじゃ、ない」


彼はゴチャゴチャ
文句を言っていたが、私には、よく聞こえてなかった。

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