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狐と私と先生

第2章 狐くん

「よぉ」

入ってきたのは
中二ぐらいの男子。

「ダレ、
ですか?」

ドコかで見たことある顔だったが、
誰だかは分からない。

「命の恩人の顔
見忘れたか」

悪戯っぽく笑っている男子。

「命の恩人?
って、あの時の、、、でも、アレ?
あの子は、私と同い年ぐらいで、、、
?」

私が首をかしげて
いると、
彼は小さく笑った。

「あの格好じゃ、
お前を運びにくかったんでな。

それに、人の女は
年上ってのが、
好きなんだろ」

彼は自信満々で言ったが、

「いや、
人それぞれ違うと
思うけど」

「ナニ!?」

一般常識に、
彼は驚きの声ゆあげた。

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