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狐と私と先生

第2章 狐くん

そう言うと彼は
何故か目をつぶる。

すると、
彼の後ろから、銀色の何本もの尻尾。
頭からは、大きな耳が生えてきた。

「、、、」

「どうだ?
人は疑りぶかいが、
ここまでやれば、信じるだろう」

絶句している私に
彼は笑いかけてきた。

「じゃー、
私の怪我とか、、」

「オレが治してやったんだ。

だが、全部治すと
人は不審に思うからな、少し傷を残した。
小さくモノだから、すぐに治るだろ」

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