籠の中の天使
第2章 彼の奴隷
「…何処へ行く?」
感情のないような低い声に気圧される
「家に、帰り…ます…」
「帰る?毎日放課後には俺の所へ来るようにと言っているだろうが」
「…っ…でも」
「口答えするとはお前は全く自分の立場がわかっていないんだな。」
「きゃっ…!?」
そういうや否や烏丸さんは私の腕を掴むと歩き出した。
凄い力で掴まれていて離してくれない
これじゃいつもと同じように犯される…!
そうは思っても彼に触れられているだけで身体が恐怖で震えてなにもできない。
そうこうしてるうちに着いたのは嫌な程見慣れたあの空き教室だった