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｢まあ。２人で仲良くね。あと、これはおまけだけど、｣


｢ん？｣


健音がニヤニヤしながら俺の耳に囁く。


｢ブレスレットととかネックレスって、独り占めとか、お前だけって意味なんだ。｣


健音が笑いながら言う。

その意味に気づいた俺はちょっと恥ずかしくなる。と共に嬉しさが込み上がる。


健音が立ち上がる。


｢無意識だとしたら、けっこーやるねあいつ。｣


笑いながら手を振って離れていく健音とは裏腹に、俺は体操座りの膝へと顔をうずめる。



独り占め。お前だけ。


きっと無自覚の無意識だと思うけど、偶然でも嬉しい。


俺の思いと、春太の思いがつながってる気がする。




俺、春太のこと大事にする。


このブレスレットに誓う。