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teardrop (of the child)

第1章 −夢を追う男−

この頃の高城は喧嘩が強いだけじゃなく、顔もスタイルも良くてモテた。

高城の顔は母親似だった。

高城の母親は端整な顔した綺麗な人で、そんな母に高城の父親は一目惚れして猛烈アタックしたらしい。

思春期な高城もやっぱり男。

自分に寄り付く女が、少しでも好みであれば一人の女に絞る事もなく、次々と手を出していく。

徐々に高城は女癖の悪さも評判になった。

それでも高城に寄り付く女は後を絶たなかった。

遊びでも構わない子、本命を狙う子と様々だったが高城は自分がモテる事は自覚している。

時に自分から気に入った女に迫る事もあった。

高城がちょっと甘い言葉をかけると、相手を簡単におとす事が出来たが、自ら本気になる事はなかった。

女に困る事なんて全くない。

余裕さえ感じる自信が高城にはあった。

女にモテるようになった事で高城の喧嘩に変化が出る。

自慢の顔に傷を付けないようにと、喧嘩をする時は足を中心に使うようになった。

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