棺の城
第5章 城の生活2、食事
朝の検診が終わるともうすぐに昼になっている
僕は急いで食事の用意をして彼女たちに給餌をする
殆どの彼女たちは食事を置いておけば能動的に食べてくれる
食器を机に置いて、一巡すればもう空いている
だが、リィズ(92番)と呼ばれた彼女は違った
末期の彼女はベッドの上から動くこともままならなかった
以前の実験の失敗から、彼女はもうほぼ呼吸すること以外を忘れてしまっているかのように
彼女の部屋にはいると、少し匂う…
ベッドの上に横たわり
蝋人形のように瞳を閉じて安らかに眠っている
彼女の上にかぶせてある毛布をめくると
白い肌が顕になる
白い肌
苺の蕾のような乳頭
胸の谷間に、小さな古傷跡が、縦に淫らに裂けている
ちゃぷん、とテーブルに置くと流動食が波打った
古傷跡に漏斗を差し込む
ずるり、ぐずぐずと、突起の先端が彼女の体内に入っていく
一番奥まで押しこむ
あとは、持ってきた流動食を流しこむだけ
消化器にまで空いた傷を使って、彼女の体内に栄養を流し込む
どろどろ
ごぽごぽ
ぽこ
まるでむせ返ったかのように、泡立つ
ぶくぶくぶくぶく
あぶくが
たつ
寝息のような呼吸は正常
僕は急いで食事の用意をして彼女たちに給餌をする
殆どの彼女たちは食事を置いておけば能動的に食べてくれる
食器を机に置いて、一巡すればもう空いている
だが、リィズ(92番)と呼ばれた彼女は違った
末期の彼女はベッドの上から動くこともままならなかった
以前の実験の失敗から、彼女はもうほぼ呼吸すること以外を忘れてしまっているかのように
彼女の部屋にはいると、少し匂う…
ベッドの上に横たわり
蝋人形のように瞳を閉じて安らかに眠っている
彼女の上にかぶせてある毛布をめくると
白い肌が顕になる
白い肌
苺の蕾のような乳頭
胸の谷間に、小さな古傷跡が、縦に淫らに裂けている
ちゃぷん、とテーブルに置くと流動食が波打った
古傷跡に漏斗を差し込む
ずるり、ぐずぐずと、突起の先端が彼女の体内に入っていく
一番奥まで押しこむ
あとは、持ってきた流動食を流しこむだけ
消化器にまで空いた傷を使って、彼女の体内に栄養を流し込む
どろどろ
ごぽごぽ
ぽこ
まるでむせ返ったかのように、泡立つ
ぶくぶくぶくぶく
あぶくが
たつ
寝息のような呼吸は正常