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4月は君のぬくもり

第9章 告白


「じゃあ、バイト行ってきます」


「…行ってらっしゃい」

そのとき私の中で、抑えられない感情が生まれていた。


私は廊下へ出て、彼を追いかけた。

「晶午待って!」


晶午がびっくりして振り向いた。

「どうした?」


「私、あの…」

「由衣?」


ーーーー

ふぅー。

もう少しで言ってしまいそうだった。

晶午に

あなたが好き、と……。

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