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4月は君のぬくもり

第9章 告白


「てめぇ…コノヤロウ!」


晶午は阪口の胸ぐらに掴みかかった。


「暴力はやめて、晶午!」


晶午の拳が振り上がったとき、阪口が彼を睨んで言った。

「教師と生徒の恋愛か。ふん、面白いじゃないか。こんな事が公になったら、二人ともどうなるのかな?」

「くっ…」


阪口はけだるそうに前髪をかき上げると、不適な笑みを私達に残して立ち去って行った。

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