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一通の手紙

第3章 少年を泣かせました

『はぁっ?
話したことないって手紙でやりとりしてるってこと?』

「違う…手紙初めて書いたの…」

りんたろう君はますますウルウルしている


『で?なんで?本に挟んだの?』

「りかちゃんこの本が好きだからいつ見ても読んでるから…
その…この本に挟んでたら見てくれるかなって…」


『でも、お姉ちゃんみたいにりかちゃんじゃない人も見ちゃうかもよ』


「どうしても…渡したかったから…」


りんたろう君はとても消極的な子らしい


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