おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第12章 川上達哉という男(その1)。
緊張の余り、心臓がドキドキと高鳴って、胸の先がツンと尖ってしまう。それを見て川上さんは、クスっと笑うと、ちょんと指先で尖りを突いた。
「ひゃん!」
思わず、変な声を上げて身体を跳ねさせると、川上さんはまた、クスクスと笑う。「虐めたくなっちゃうくらい可愛い反応をするね」と言いながら、川上さんはピンピンと指先でアタシの胸の尖りを弾く。川上さんの指が動く度に、アタシの身体がビクビクと跳ねてしまう。
(やだ……、身体が熱くなって来ちゃったよ……)
頼子さんと山岡さんに、散々高められたと言うのに、飽きもせずにアタシの身体は快楽を求めて疼き始める。もっと虐めて欲しいなんて……。口が裂けても言えないけれど。
「んん? どうしたの? もじもじして……。ヤマにいっぱいイカされたんでしょ? まだ、足りないの?」
川上さんは意地悪な笑みを浮かべて、楽しそうにそう言う。期待するアタシの身体の熱は、皮膚の下でどろどろにアタシを溶かそうと温度を上げていくが、川上さんは「おしまい」と言って、アタシの胸から手を外した。
「乳首も敏感な、モリーにはこれはきっと堪らないと思うよ」と言いながら、川上さんは先程取り出したパッドの様な物をアタシの胸に当てがった。
「これは……?」
胸に貼り付いたパッドを見ながら、アタシが尋ねると川上さんは説明を始めた。