おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第12章 川上達哉という男(その1)。
「これはね、一見、普通のヌーブ○に見えるんだけどね、この俺の手元にあるスイッチを入れるとだねぇ……」
川上さんは、そう言いながら、自分の手の中にある、小さなリモコンのスイッチをスライドさせる。
するとどうだろう。ブラジャーだと思っていたパッドが、アタシの胸を揉んでいるではないか!!
いや、正確に言うと揉んでいるような刺激が与えられているだけなのだが、それは自分ではない、他の人に揉まれているような感覚なのだ。
「昨日、「チッパイをオッパイに育てた実績がある」って言ったでしょ? この商品なんだぁ。これで毎日揉まれると、女性ホルモンが分泌されて、大きくなるらしいんだよねぇ。どう? モミモミされてるみたいでしょ?」
「は……はい……」
「これはねぇ、こっちのスイッチをいれるとねぇ……」
そう言いながら、川上さんが別のスイッチをスライドさせると、今度は胸の先端を軽くトントンと叩かれる刺激に変わった。
「はぅっ!!」
敏感な尖りを刺激され、アタシは思わず身を折り曲げた。誰にも触られていないのに、弄られている感覚が不思議で仕方が無い。
「ねぇねぇ、モリー? 俺にモミモミされるのと、これにモミモミされるの、どっちが気持ちいーい?」