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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第13章 初めての潮吹き。


 いっそのこと、自分がエッチだと認めてこんな風に言葉に出来たなら、楽なのだろうか。でも、そんな浅ましいところを見せて、皆さんに見捨てられるのが怖い。

 こんなアタシを受け入れて、色々と教えてくれるAD部の先輩方。アタシの居場所を作ってくれた坂内部長。皆さんに呆れられるのが怖い。

 その怯えが、顔に出ていたのだろうか。ホッとしたのも束の間。再びあの刺激がアタシを襲う。

「はあぁぁぁ……」

 しまった。今度は深い溜息を漏らしてしまった。右隣に座っていた山岡さんに、「どうかした?」と尋ねられたが、アタシは何でもないと首を横に振って見せる。

 左隣に座っている川上さんを見れば、その口元は笑いを堪えているせいか、歪んでいた。アタシが思いっ切り川上さんを睨むと、川上さんの肩が上下に揺れる。やっぱり、川上さんは悪魔だ!!

 そんな、アタシ達の無言のやりとりには気付かなかったのか、山岡さんは、「具合が悪いなら言えよ」と優しい言葉をくれて、自分の業務へと戻っていく。アタシは気付かれていないのだとホッとしたけれど、本当はそうじゃなかった。

 本当は皆さんは知っていたのだ。アタシの身体にオモチャが取り付けられているのを。

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