おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第13章 初めての潮吹き。
(お願い。川上さん。もう許して下さい)
目に想いを込めて、川上さんを見るが、川上さんは知らんぷりで伝票の整理をしている。
次第に強くなる吸い付きに、勃ち上がった尖り達は、じんじんと甘く痺れていった。
アタシは画面を見ている事が出来なくなり、俯いて与えられる快楽を堪える。
とうにマウスを持っていられなくなった手をギュッと結び、歯を食いしばり、声が上がりそうになるのを何とか耐え忍ぶ。
机の下では、脚がぶるぶると震えていて、その振動が前に座っている下出に伝わってしまったのか、「貧乏揺すりするなよ」と言われてしまった。
だけど、その口元は笑っていて……。何かムカつく。
アタシは初日にファースト・キスを奪われた恨みを忘れていないのだ。多分、アタシは下出を鬼の形相で睨んでいたに違いない。
しかし、下出はニヤニヤしながら、アタシの事をずっと見ている。きっと、アタシの身体にオモチャが着けられている事に気付いているのだ。
(やだ……、恥ずかし過ぎる……)
ニヤニヤしながらアタシを見ている下出の視線に晒されながら、その視線を避けるように俯く事しか出来ない。
と言うか、もう、身体中が敏感になってしまっていて、動けば服が擦れるだけでも、変な声を上げてしまいそうだった。