おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第13章 初めての潮吹き。
醜い──。
汚い───。
こんな姿を皆さんに見られたくないのに。制御の利かない身体は、卑しく快楽を貪り、身体をくねらせるばかりだ。快楽に支配され、意識が朦朧(もうろう)としてくる。
そんな、白んでいく頭の片隅で、彼等の会話が聞こえる。
「たまちゃんの乱れる姿は、堪らないね……。今すぐにでも犯してしまいたくなるよ……」
「駄目だよ! 王子!! モリリンの最初の相手は、モリリンが好きになった男じゃなきゃ……」
「そうだねぇ……。どんな男なんだろうねぇ? モリーの処女を頂く男って……」
「誰が落とすのか、賭けますか?」
「シモシモ、君は女の子をそう言う風に扱うのは辞めなさい。女の子は、「モノ」じゃないんだから……」
「流石、王子! 女の子の味方だね!言う事が尤(もっと)もだ」
「ええー!? でも、こんな扱いしてるのにですか?」
「あのねぇ……、これは「お仕事」なの。もし、プライベートだったら、もっと優しくするよ」
「俺は泣かせちゃうかもなぁ……。モリーって攻め甲斐があるって言うか……。啼かせたくなっちゃうんだよねぇ……」
「それは何となく分かる」