おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第17章 桜の花弁舞い散る夜にアタシの花弁は濡れそぼる。
「おい、森脇? 大丈夫か?」
高槻さんにそう尋ねられて、まだ意識のあるアタシは、「大丈夫れす!」と答える。もう、その語尾でかなりヤバイ状態なのだが、自分はその事に気付いていない。
唯、ふわふわしていて楽しい。お酒を飲んでこんな気分になったのは、初めてだった。
「あまり飲み過ぎないようにな」と言いながら、高槻さんはアタシの腰に手を回し、身体を支えてくれる。アタシは「はい」と答えながらも、飲みやすいカシスオレンジの味にお酒が進む。
酔うと注意力が散漫になるのか、皆さんが話している声が遠くに感じる。
ふわふわ。
ふわふわ。
心と身体が浮遊している感覚。色んな感覚が鈍っているのか。
高槻さんの手が、膝掛けの中に潜り込んで、アタシの太腿を撫で始めたのにも、気付いていなかった。
アタシがそれに気付いたのは、高槻さんの手が、アタシの敏感な芽の辺りを撫で始めた時だった。
高槻さんの指が、ショーツの上からアタシのクリトリスとゆっくり撫でる。最初は溝に沿って縦に。そして指は次第に円を描く様にそこを捏ね回す。
それを意識した瞬間。アタシの身体の奥からエッチなお汁が溢れ出て、ショーツを濡らした。