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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第17章 桜の花弁舞い散る夜にアタシの花弁は濡れそぼる。


「たまちゃんは……。ヤマの事が好き……なの?」

突然、平川さんはアタシに質問を投げかける。その意味が分からなくて首を傾げると、平川さんは苦笑を浮かべた。

「ヤマの事、どう思ってる?」

「どうって……。頼りになる先輩で、お兄さんみたいで……」

 「好きか」と訊かれて頷くと、平川さんは、どう言う種類の好きなのかを尋ねてくる。アタシが答えに困っていると、答えを導き出す様に更に質問を投げかけた。

「ヤマにエッチな事をされるのは好き?」

 そう問い掛けられて、アタシは首を傾げる。すると平川さんは、質問を変え、「じゃあ、嫌?」と尋ねた。アタシはその問いには首を横に振る。

「それじゃあ、僕やカワにされるのは嫌?」

 そう尋ねられてアタシは首を傾げる。よく考えてみたら、嫌ではない。だから、アタシは首を横に振った。すると平川さんは、ホッとした様に小さい溜息を一つ吐く。

「じゃあ、次の質問。さっき室長にエッチな事をされていた時、誰に見られるのが一番嫌だった?」

 その答えに「山岡さん」と答えると、平川さんは「やっぱりね」と呟く。

「たまちゃんは……。ヤマに恋してるんだね……」

「え?」

 アタシが「恋」を? 山岡さんに?

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