無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

「にゃあぁぁぁんっ!!」

　胸の先端とクリトリスにブルブルと振動が当てられ、アタシは思わず声を上げる。モフモフしたコスチュームを着ているから、そこまで強い刺激ではないのだけれど。それでもアソコを疼かせるには十分な刺激で、アタシの腰はくねくねと動いてしまう。

「ふふっ。可愛いよ、たまちゃん。もっと啼いてね？」

　そう言いながら平川さんは、アタシの剥き出しのお腹に舌を這わせた。熱い平川さんの舌がアタシの肌の上を滑る。じわじわと皮膚の下で蓄積される快感に、肌が粟立つ。もっと強い快感が欲しくてもじもじしていると、平川さんが「どうしたの？ 言わなきゃ分からないよ？」とちょっと意地悪な事を言う。

（そんな……。強請るなんて恥ずかしい事、出来ないよ）

　言葉に出来ないアタシは、何とか行動で伝えようと脚で平川さんの手をギュッと挟んだ。すると平川さんは「駄ぁ目！」と言って、スルリとそこから手を抜き、きちんと言葉にしなければ、欲しい所を触ってあげないとでも言うように、脇腹は太腿等の見当違いのところを触り出す。さっきまで優しかった平川さんが嘘の様に意地悪だ。でも、言わないと多分、触って欲しい所に触れて貰えない。アタシは半分、涙目になりながらお強請りの言葉を口にする。

「お願いです……。直接……触って下さい……」

　アタシが精一杯の言葉を口にしたのに。それなのに平川さんは更に意地悪な質問を投げ掛ける。「どこを？」と。分かっているクセに。