おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第21章 初めてのご奉仕。
松茸みたいな形。柄の部分にには血管が浮き出ていて、非常にグロテスク。平川さんが身体を動かしていないのに、ピクンピクンと動き何か別の生き物みたいだ。アタシが平川さんの分身を恐る恐る観察していると、「そんなに見られると、興奮しちゃうな」と言い、それに同意するかの様に分身が、またピクンピクンと揺れた。
「気持ち悪い?」
そう尋ねられてアタシはコクンと頷くと、平川さんは少し残念そうなトーンで、「そっかぁ」と言った。川上さんに見せられたDVDはモザイクが掛かっていて、こんな姿だと分からなかった。唯、筒状の物が女の人のアソコを出入りしているだけかと思っていたけど。松茸の傘の様にこんなに段差があるなんて。こんなのがアソコに入るの? 痛くないの!?
DVDの女の人は、コレを美味しい物でも食べるかの様に、口にしていたのを思い出す。先程、平川さんが「お口で」と言ったのは、その事なんだろう。アタシはそのDVDの映像を頭の中で再生する。
確か、根元を手で握って、先端をペロペロと舐めていた。アタシは意を決すると、平川さんのソレを"ぬこにゃん"がブルブルと震えている状態で、握ろうとした。その瞬間、平川さんに止められる。"ぬこにゃん"のマックス・パワーだと刺激が強過ぎて痛いのだと。それに、振動を与えるなら、根元ではなく、先端の裏筋辺りにして欲しいのだと。平川さんにそうお願いされた。
アタシは平川さんに言われた通り、"ぬこにゃん"の振動を弱めると、それを括れたところに優しく当ててみた。すると平川さんの分身が、ビクンと跳ねる。それに吃驚して手を離すと、平川さんに「続けて」とお願いされた。