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おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第29章 処女なのにGスポ開発!?


「ここ……気持ちいい?」

 アタシの中で指先を動かしながら、山岡さんが顔を覗き込んで尋ねてくる。身体の中を擦られる不思議な感覚。だけど「気持ちいい!!」と声を上げたくなる程ではない。山岡さんは、アタシの変化を見逃さないとでも言う様に、じっとアタシを見つめながら「じゃあ、ここは?」と指の位置を変えながら、アタシの中を探っている。山岡さんにずっと見つめられて、何だか恥ずかしい。

「うーん……? もうちょい下かな? 少しだけ指を抜くから、痛いかもしんないけど、我慢してな?」

 そう言って山岡さんは、少しだけアタシの中から指を抜き、その辺りを指の腹で擦る。あちこちを擦られ、ある場所に差し掛かると、アタシの身体がビクンと跳ねた。

「ああっ!!」

「お? ここか?」

 山岡さんは、アタシが身体を震わせたポイントを指の腹でコスコスと擦る。その度に、アタシのアソコがキュンキュンして、腰がビクビクと跳ねてしまう。

「モリリンのGスポ、見ぃーっけぇー!」

 そう言うと山岡さんは嬉しそうに笑って、アタシの頬にチュッと口付けた。アタシのEポイントを把握した山岡さんは、アタシの処女膜を傷付けないように、ゆっくり指を引き抜いた。AD部では、特に反応の強い場所を総じてEポイントと呼ぶ。「いいポイント」とか「エクスタシー(ECSTASY)ポイント」と言う意味らしい。

 山岡さんは指を引き抜いた後、オモチャのサンプルを箱から取り出して見せてくれた。何でも、男性経験のない女の子でも、Gスポットの感度を上げる訓練が出来るオモチャなんだそう。実は、先程アタシを囲んでいた三人も、同じ企画でそれぞれ開発中。そのモニタリングの為にアタシは朝から追い掛け回されていたのだ。

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