おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第29章 処女なのにGスポ開発!?
正直に言えば、アタシはこの三人に強く求められたら、多分拒めない。でも、自ら誰か一人を選ぶ事は出来ない。いっその事、クジ引きで決めちゃう? なんて馬鹿な事。アタシにそんな権利はないのに。それよりも、今は山岡さんと向き合う時だ。
山岡さんの唇が離れ、腰の動きが激しくなる。乱れた呼吸。汗ばんだ額に貼り付く前髪。アタシを見降ろす目は、切なげに細められていて。その色っぽい目つきにドキドキする。
アタシの固くなったクリトリスを山岡さんの分身の頭の段差部分でくりくりと擦られる度に、そこから電流の様に快感が背中を駆け抜け、アタシの背は反り返る。クリトリスを分身で擦られるだけでこんなに気持ちがいいのだ。アソコの中のEポイントを擦られたら、どんな風になっちゃうんだろう。考えただけで、アソコがキュンとして身体が全体がゾクゾクする。
(やだ……。アタシったら何を考えているの!?)
最近、エッチな事ばかり考えちゃう。こんなんじゃ駄目なのに。アタシのお仕事は、唯エッチな事をする事じゃなくて、どうすればオモチャを使ってくれる人がエッチな気分になり、気持ち良くなるかを考える事だ。使う人の気持ちになって、使う人の役に立つ道具を作る事。自分の欲に溺れたら駄目なんだ。そうは思うのだけれど、やっぱり気持ち良さには抗えない。
「モリリンっ!! もうっ、イクよっ!?」
山岡さんが、切羽詰まった声でそう言うと、アタシは頷いて山岡さんの首に抱き付く。ぬちゃぬちゃと肌が擦れ合う音がどんどん早くなり、山岡さんはギュッとアタシを抱き締めると、身体をビクンビクンと震わせた。それと同時に、アタシの太腿の間の分身もドクンドクンと脈打ち白い液体をアタシのお腹の上に撒き散らす。山岡さんは身体を震わせ、最後の一滴まで吐き出すと、アタシの横へ倒れ込み大きな溜息を一つ吐いた。