おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第30章 高槻雅史という男(その2)。
新入社員の歓迎会を兼ねた花見の席で、森脇に触れてしまったのは、自分も酔っていた所為(せい)もあるかも知れないが、隣に座る彼女に自然に手が引き寄せられてしまった。酔った森脇は、何かのフェロモンを発しているが如く、色っぽくそそられる。
気付いたら、膝掛の下の彼女の太腿を撫でていた。「こんな所で、不味いだろう」と思ったが、酒に酔って体温の上がった滑らかな肌は、磁石の様に私の手を吸い寄せて放さなかった。悪戯心で、森脇のクリトリスを下着の上から擦ってみると、直ぐに反応して愛液で下着を濡らす。いやらしい言葉を投げ掛けてみれば、恥ずかしがりながらも、また直ぐに愛液を溢れさせる。その反応に、つい虐めてみたくなってしまった。普段の私であれば、職場を離れれば部下に手を出したりしないのだが、どうにも止められなかった。
私の手は受け入れたのに、下出に対しては拒絶した所をみると、酔ってはいても嫌な事は判断出来ていたらしい。私は、自分が拒絶されていない事を知り、嬉しくなった。森脇は私の事を怖がっていた筈だ。それなのに、あの可愛いお強請(ねだ)りだ。「高槻さんの舌で、エッチなアタシのクリトリスを虐めて下さい」等と言われたら、応えてやりたくなると言うものではないか?