おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第30章 高槻雅史という男(その2)。
素直に強請(ねだ)るのは、恥ずかしいのだろう。身体をビクビクと震わせながらも、森脇は唇を噛んで耐えている。さて、どこまでもつだろうか。私は固く尖った乳首を指先で挟み、くりくりと捏ね回したり、ギュッと強く摘まんだりして刺激を与える。森脇は眉根を寄せながら、唇を震わせて深く溜息を吐く。しかし、一向に強請ってはこない。それならばと、私は敏感な先端から手を離し、その回りを撫で回す。わざとらしく、少しだけ掠めたりしてやるが、絶対に尖りには触れない。すると焦れてきたのか、森脇が脚を擦り合わせ始めた。
「そうか。私には触れられたくないんだな? それなら止めよう。但し、部下の手前、君が感じなかったから試す事が出来なかったとは言えない。だから、時間が来るまでは、こうしていて貰うぞ?」
私はそう言うと、彼女の着衣を肌蹴(はだ)けさせたまま、森脇の身体から離れると、椅子を持って来て彼女の足元にそれを置いて座った。森脇が、驚いた顔をして身を起こすと、彼女を拘束する鎖がジャラジャラと鳴った。
「どうした? 午前中は散々イカされて疲れただろう? 眠っていてもいいぞ? 私も、少し休ませて貰おう」
そう言って目を閉じようとすると、森脇は小さな声で「室長」と私を呼んだ。何だと尋ねれば、寝ないでくれと言う。どうしてだと問えば、押し黙る。「何でもないなら寝かせてくれ」と目を閉じると、森脇はもう一度「室長」と私を呼ぶ。