おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第31章 鎮まらない疼き。
アタシは水の入ったグラスを口元に運んでグラスを傾けるが、勢い余ってグラスの端から、顎を伝って水が零れ落ちてしまった。
「冷たっ!!」
思わず下を向くと、ブラウスの胸元が零れた水でびしょ濡れになっている。坂内部長は、ちょっと呆れて「あーあ」と言うと、おしぼりでアタシの胸元を拭ってくれる。テーブルを挟んでだと、拭き難かったのか、坂内部長は隣の席に移動して、ポンポンと胸元の水を吸い取るように叩いてくれた。坂内部長には、変な気持ちなんてないだろうに、身体が疼いていたアタシは、次第にエッチな気持ちになってきてしまう。
(もっと下も……胸の先もポンポンして欲しいな……)
そんな事を考えてしまうアタシは、無意識の内に坂内部長の腕を握り、胸の先端の方へとその手を導く。
「森脇さん?」
坂内部長が驚いて、手を引っ込めようとするのをアタシの手が引き止める。「ここも拭いて下さい」と坂内部長の目を見つめて言うと、部長の喉仏がゴクリと上下したのが見えた。そして部長はニコリと笑うと、「困った子だな」と言いながら、優しく胸の尖りがある箇所を叩いてくれる。物足りない優しい刺激に、アタシの口からは溜息が零れた。