おもちゃのCHU-CHU-CHU★
第5章 平川拓斗という男(その1)。
平川さんは、アタシの背中に手を添えると、ゆっくりアタシを押し倒した。そして完全にベッドに横になると、アタシに覆い被さり、ささやかな胸や括れのない脇腹に口付ける。その度に、アタシの口から、今までに吐いた事のない、甘い溜息が零れた。
「声も可愛いよ。もっと聞かせて?」
平川さんはそう言いながら、掌でアタシの身体を撫で、口付けの雨を降らせる。平川さんの様な人に、こんな事をされて感じない女子がいるだろうか。
「室長にも言われたでしょう? 「我慢するな」って……。それとも、俺じゃあ感じない?」
平川さんが、そう言って切なそうに目を細めると、アタシの胸はキュンとときめいて、身体の奥からまたあの熱い何かがトロリと零れた。
アタシがブンブンと首を横に振ると、平川さんは少しホッとした様に微笑み、「じゃあ、声を聞かせてね」と言って、唇を下へと下ろしていく。平川さんが望むならと、アタシは我慢をせずに、心のままに声を出す事にした。
平川さんの手が、アタシの脚を左右に開くと、何も穿いていないアソコが彼の目の前に晒される。平川さんは、「ここも可愛いね」と言って、散々オモチャで弄ばれた敏感な突起を指先で弾いた。