テキストサイズ

おもちゃのCHU-CHU-CHU★

第6章 コミュ障。


 逃げる様に身体を捩らせると、身体がヘッドボードで閊(つか)えて止まった。川上さんは、枕をアタシの背中の下に敷くと、アタシの背中が反り、彼等に胸を差し出す体勢となってしまう。

「今は"チッパイ"かも知れないけど、俺達が毎日可愛がって、ちゃんとした"オッパイ"に育ててあげるからね?」

 川上さんはアタシの顔を覗き込んでそう言うと、アタシのささやかな胸を掌で揉みながら、再び尖りを舌で転がし始める。

「そうそう、安心して身を任せて。結構、実績あるから。俺達」

 山岡さんもそう言って笑うと、同じ様に掌で揉みしだき、舌で先端を舐った。

 「実績がある」という事は、沢山の女の人にこういう事をしているって事だよね。嫌だな。きっと比べられてる。そう思うと、身体が拒絶反応を示した。

 「嫌っ!!」と言って身体を捻り、胸を両手で隠す。するとお二人は驚いた様に目を見開き、顔を見合わせた。

「突然、どうしたの? 今まで気持ち良さそうにしてたじゃん?」

 そう言って山岡さんがにじり寄る。アタシは胸を隠しながら、首を左右に振って拒絶を示す。

 「大丈夫だよ。怖い事なんてないからね」と川上さんもアタシを宥(なだ)めようとするが、アタシは唯、首を横に振るだけだ。

ストーリーメニュー

TOPTOPへ