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　"グチュッ、グチュッ"と水音を奏でながら、平川さんの反り立った凶器がアタシの中を少しずつ進む。やがて全部が入ったのか、平川さんの動きが止まった。平川さんは目を瞑り、深い溜息を零すと身体を震わせる。そして目を開くと、ニコリと笑って「全部入ったよ」と言った。

　その言葉にアタシは驚いた。だって、全部入るなんて思っていなかったんだもの。女の身体って不思議だ。でも、考えてみれば、赤ちゃんが出て来る所だもんね。意外と、順応するものなのかも知れない。

　けれど、正直に言えば苦しかった。アタシのお腹の中は平川さんでいっぱいで。子宮を押し上げられる感覚が、痛くはないのだけれど、唯、苦しかった。突き上げられたら口から内臓が飛び出してしまうんじゃないかと思う程に。

　「はぁ……。たまちゃんの中、想像していたよりも、ずっと気持ちいよ。動かなくても、イケちゃいそうだ……」

　平川さんはそう言うと、うっとりとした表情でアタシを見下ろす。そしてアタシを抱き起こすと、アタシの腕を平川さんの首に回させ、臀部を両手で掴み立ち上がる。

　「んあぁぁぁっ!!」

　アタシの全体重が、平川さんと繋がっている部分に掛かり、更に凶器が奥を衝き挿す。子宮を押し上げる圧迫感に堪らず、アタシは声を上げてしまった。